50代半ばの家移り日記

53歳からの住み替え備忘録。ついでに大学(通信制)の勉強、とか。

【土地探し 1-#5】モヤモヤのクーリングオフ

リアルな世界では、冬季北京オリンピックが終わってしまった。銀メダルの日本カーリング女子たちも帰国したという。頑張ったなあ。が、こちらの世界では、まだ開会式すら行われていない(開会式は2月4日だったが、まだ遠いな)。
テキストを書いている今日は2月21日。

昨日までのつづき。
https://xaqi.hateblo.jp/entry/2022/01/19/191252xaqi.hateblo.jp

土地の契約をしてしまったわれわれだが、やはり不安な点はふたりとも拭えなかった。とくにわたしは何かとんでもない失敗をしてしまったという意識が強烈に残った。
とにかくとんでもない大きな買い物なのである。なのに、急ぎすぎていないか、われわれは。そういう不安が止めどもなく湧いてくる。だいたい1月14日の前には引っ越すことすらまともに考えたことがなかったのである。

これはなんでも性急すぎる、とわたしは感じた。子どもの買い物ではないのだ。

しかし、その土地は人気がある。「あっという間に売れてしまいますよ、現に2区画はすぐに売れたのです」と営業B氏は言う。
営業所長氏にはハンコを捺す前に「本当にこの土地を買っていいのかどうか、風水の先生に見てもらいたいがそんなことをしていたらこの土地が売れてしまいますよね」とこぼしたら、「当社には契約後から3日間のクーリングオフ期間を設定してあります。契約してもその期間を再考する機会に当てたらどうでしょうか」と教えてくれた。

そうか、なるほど。
そこで、とにかく風水見の先生に相談してみることにした。風水見の先生はじつはふたりいて、一人はずっと前からお世話になっているI先生。もうお一人は不動産に強いと言われたH先生である。相談の依頼自体は18日あたりにお願いしていて、じっさいの鑑定は20日と21日となった。

まずは20日、I先生。先生のところへと家人M氏がひとりで出かけたところ、一言「この引っ越しはいいよ」と即座に太鼓判を捺してくれたのである。そしていろんなお札を頂戴した。
このI先生とはもう10年近いお付き合いであり、これまでのわれわれの人生の節目節目でいろいろとみてもらってきた。その先生にそう言われたのである。これで胸をなでおろすことができた(とその時は思った)。

しかし、21日、次のH先生。今回の八卦見が初見だが、失礼ながらなかなかに的確なことを言われる(つまりはわれわれの性格とかについて)。その先生は、区画図を見て一言「旗竿地かあ。。。」と嘆息した。

旗竿地はとにかく風水としてもあまりよろしくないし、かつ資産価値的にも劣るのが一般的。人生に発展性がなく、「隠居住まい」向きなのだという。
「でも、契約しちゃったんでしょう?」と先生。
「はい」とわたし。
仕方ない、ここからは制約条件の中でなんとか運気を良くするための方策を、ということで、いくつかのアドバイスをもらった。たとえば、土地契約の時期、引っ越しの時期とかとか。

そして、クーリングオフの3日間が過ぎた。1月21日夜。
営業B氏、営業所長氏には上記の話をした。契約は解除せず、そのまま事態は進行していくことになった。わたしはずっとモヤモヤを抱えたまま、次の日から茅ヶ崎へと1泊のキャンプへとでかけることとなった。