50代半ばの家移り日記

53歳からの住み替え備忘録。ついでに大学(通信制)の勉強、とか。

〈断捨離〉とかできるのか

今週のお題「本棚の中身」

銀鼠です。
わたしの場合、本棚はほとんど本棚の体をなしていないのですが、ちょうど10年くらい前は写真のような具合。中身はもう雑多そのもので、お題にはそぐわないかもしれません。そのころは小説もノンフィクションも人文書も読んでいましたので、それらが煮詰まっているという感じ。

一度だけ、たしかいつかのGW、本棚を動かす必要が出て、本棚の中身を廊下にぶちまけたときがありました。
それがこちら。

お陰でスッキリとは・・・まったくせずに、いまはだいぶ少なくなりましたが、こんな感じです。小説もノンフィクションもあまり読まなくなり、大学の勉強もはじまったので人文書がかなりを占めます。といっても、捨てられない小説もあります。とくに全集関係。

ちなみに、この本棚があと3竿あります。引っ越しするのにだいぶ考えないといけないです。

【土地探し 1-#5】モヤモヤのクーリングオフ

リアルな世界では、冬季北京オリンピックが終わってしまった。銀メダルの日本カーリング女子たちも帰国したという。頑張ったなあ。が、こちらの世界では、まだ開会式すら行われていない(開会式は2月4日だったが、まだ遠いな)。
テキストを書いている今日は2月21日。

昨日までのつづき。
https://xaqi.hateblo.jp/entry/2022/01/19/191252xaqi.hateblo.jp

土地の契約をしてしまったわれわれだが、やはり不安な点はふたりとも拭えなかった。とくにわたしは何かとんでもない失敗をしてしまったという意識が強烈に残った。
とにかくとんでもない大きな買い物なのである。なのに、急ぎすぎていないか、われわれは。そういう不安が止めどもなく湧いてくる。だいたい1月14日の前には引っ越すことすらまともに考えたことがなかったのである。

これはなんでも性急すぎる、とわたしは感じた。子どもの買い物ではないのだ。

しかし、その土地は人気がある。「あっという間に売れてしまいますよ、現に2区画はすぐに売れたのです」と営業B氏は言う。
営業所長氏にはハンコを捺す前に「本当にこの土地を買っていいのかどうか、風水の先生に見てもらいたいがそんなことをしていたらこの土地が売れてしまいますよね」とこぼしたら、「当社には契約後から3日間のクーリングオフ期間を設定してあります。契約してもその期間を再考する機会に当てたらどうでしょうか」と教えてくれた。

そうか、なるほど。
そこで、とにかく風水見の先生に相談してみることにした。風水見の先生はじつはふたりいて、一人はずっと前からお世話になっているI先生。もうお一人は不動産に強いと言われたH先生である。相談の依頼自体は18日あたりにお願いしていて、じっさいの鑑定は20日と21日となった。

まずは20日、I先生。先生のところへと家人M氏がひとりで出かけたところ、一言「この引っ越しはいいよ」と即座に太鼓判を捺してくれたのである。そしていろんなお札を頂戴した。
このI先生とはもう10年近いお付き合いであり、これまでのわれわれの人生の節目節目でいろいろとみてもらってきた。その先生にそう言われたのである。これで胸をなでおろすことができた(とその時は思った)。

しかし、21日、次のH先生。今回の八卦見が初見だが、失礼ながらなかなかに的確なことを言われる(つまりはわれわれの性格とかについて)。その先生は、区画図を見て一言「旗竿地かあ。。。」と嘆息した。

旗竿地はとにかく風水としてもあまりよろしくないし、かつ資産価値的にも劣るのが一般的。人生に発展性がなく、「隠居住まい」向きなのだという。
「でも、契約しちゃったんでしょう?」と先生。
「はい」とわたし。
仕方ない、ここからは制約条件の中でなんとか運気を良くするための方策を、ということで、いくつかのアドバイスをもらった。たとえば、土地契約の時期、引っ越しの時期とかとか。

そして、クーリングオフの3日間が過ぎた。1月21日夜。
営業B氏、営業所長氏には上記の話をした。契約は解除せず、そのまま事態は進行していくことになった。わたしはずっとモヤモヤを抱えたまま、次の日から茅ヶ崎へと1泊のキャンプへとでかけることとなった。

【土地探し 1-#3】〈凄玉〉の土地の話にハマる

銀鼠です。このブログは目下「整理中」でして、過去の投稿分をあっちこっちからかき集めて整理している最中です。なので現時点ではあちこち〈歯抜け〉になっています。
そのため単純に読んでいくと「なんでこういう流れなの」と思われるかもしれませんが、どうぞご勘弁を(このあたりの事情は「はじめまして」の投稿にざっくりと書き置きました)。

「悪くはない」

このテキストを書いているのは、2月19日。昨夜のカーリング女子の準決勝は痺れましたな。明日20日午前が楽しみであります。

昨日17日夜遅くに見に行っ土地について。
けっきょく、今日18日夜にその土地についての詳細な話を某HM(ハウスメーカ)の営業所に訊きに行った。またしても待たされた。20分以上。あり得ない。
まずは、しずしずと営業所長がお出ましになって、われわれのことを一頻り持ち上げる。それから、この土地の良さを滔滔と説明する。

なるほど、旧市街でブランドもあり、小中学校にも近い。子どもたちの学区は変わるが、場合によっては〈越境〉も可能性はある。つまり周りの環境はそれほど変化はしない。
ついで営業B氏からの説明。「土地購入資金計画表(試算)」というペーパーがでてくる。
土地の広さは20坪弱。これで6100万くらいである(あくまでも土地の値段)。上屋はというと、なんと1300万強。
えっ、マジか。上屋、安すぎる。
とまれ、トータルで7400万、諸費用込みで8000万くらい。上屋はそのグループで建てなくともいいという(だが見積もり段階でこの値段に太刀打ちできる他のHMはなかった)。いまから、そのときの試算表を眺めるとツッコミどころ満載なのだが、当時(といってもたかだか半年前)はまったく知識がなかったので、単に先方の言い分を鵜呑みにするだけだった。

しかしわたしは、話を聞きながら「悪くはない」と思った。

【土地探し 1-#2】旗竿地

このテキストを書いているのは2022年2月16日。目下、(冬季)北京オリンピックカーリング女子の予選が繰り広げられている。No 残業ディな水曜日な今日だったがたっぷりと残業しておいた。
実は今日の今日も土地探しで、家人M氏は文字通り物件を見るべく東奔西走している。物件数でいえば6件目だ。いまここで話しているのは1件目。この一ヶ月のあいだにどんだけ土地探しの洗礼を浴びたことか。

旗竿地

昨日のつづき。
https://xaqi.hateblo.jp/entry/2022/1/17/200816xaqi.hateblo.jp

17日夜は、いったん土地を眺めて営業B氏とは別れた。月曜日からしんどいスタートである。わたしはだいぶ停滞している卒論を仕上げようとして、ようやく朝勉を再開させたところなのだが、明朝は勉強どころではないだろうなとぼおーっとしながら思う(結果としてその後ほとんど卒論には手を付けられなかった)。

営業B氏は〈見せ球〉として未公開の物件のひとつを見せたが、我々の食指は動かなかった。それを見越して、彼は次に、彼曰く〈凄玉〉を我々に見せたわけだが、区画のイメージが湧かないのでけっきょく翌18日夜に、営業所へと出向いてその説明を受けることとなった。

で、18日夜。またも20:00過ぎのスタートである。入り口には「××様ご契約おめでとうございます!」との張り紙がある。きっと昨日の〈凄玉〉区画をモノにした方なのだろう。
まず営業所長が出てきて、われわれをひとしきり持ち上げるトーク。へいへい。あざます。
その後で営業B氏は土地の分筆図を持ってきて説明をしはじめる。南側の接道から10mほど奥に入った土地が、彼がわれわれに薦めた物件だ。坪数は20坪ていど。要するに〈旗竿地〉というやつである。「旗竿地」、ここに来るまで聞いたことがない言葉だった。接道間口2.5mだが、半分くらい進むと2mになる。〈竿〉部分が10mもある。ちょっと不思議な感じを抱いた。

しかし彼は土地のブランドを滔滔と語ってくる。前述したように〈旗竿地〉ではあるものの、われわれもこの場所ならばいま住んでいるところと遜色はないだろう、という感触を抱く。ここならば資産価値も高い、という説明も聞く。しかしそれで坪単価は290万近い。が、われわれに払えないわけではない。

「直ぐに売れてしまいますし、このあたりでこんな物件はそうそう出てこないです」と営業B氏は言う。稀少性のことを言っているのだ。
買ってしまうかなあ。。。という気持ちが過る。またも深夜近くになる。
これがまあ、後悔の始まりなのだが。

【土地探し 1-#1】「本件、聞いていませんか」

このテキストを書いている今日は2022年2月14日(月)。バレンタインデーだ。
終業近くにどーんと重たい仕事を背負わされて、気分が一気にむしゃくしゃところへ家人M氏からチョコレートを頂戴した。GODIVAのそこそこのやつ。サンキュー、と一言礼を言い、口に入れてバリバリと小気味良く粉砕する。

見せ球、曲球

さて、昨日の続き。われわれの土地探しの旅がはじまったのである。
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さて1月17日(月)の夜、M氏と不動産屋の営業所へと向かう。月曜夜から用事を入れるのは、まあ好みではない(みなさんだってそうでしょ)。ついでに息子も連れて行ったが、止めときゃよかったと後悔した。
だいたい19:00に人を呼びつけておいて、20分以上も待たせるというのはどうなのよ。ちなみに、その不動産屋は「都市型の狭小住宅」に特化して業績を上げているが、情弱なわたしがネットでささっとググっただけでも、あまりいい評判は聞こえてこない。ま、そういうところ。

最初の予定では、見学する物件は2件で終わりのはずだった。営業A氏がクルマで連れて行ってくれることになった。わたしの自宅から少し行ったところの建築中のお宅を拝見する。
ここで「物件の広さの感覚を確かめてつかんで欲しい」というのである。M氏からの最初の持ちかけのときもそうだったが、その意図が解るようでよく解らない。要するにイメージを持ちやすくする、ということなんだろけども。

とはいえ百聞は一見にしかずで、寒空の下、現地見学する。時折雪がちらついた。1軒目と2軒目をそれぞれ見せてもらう。ほうほう、たしかに〈狭小住宅〉(失礼!)。それぞれの違いで目立つのは広さくらいかな。建売だったかどうか、忘れた(ともに3階建てだが、川崎市はそれが認められている)。
共通して言えるのは、狭さというよりも階段が邪魔くさく感じるということだ。ま、それはとどのつまりは土地の狭さから来るものなのだが、いまわたしたちが住んでいるのはマンションなので、階段の存在には敏感になる。

見学はしたものの別段ココロ動かされるものもなかったので、営業の問いかけに適当に反応していると、2軒目のお宅のリビングルームで、営業A氏は「どうですか、ここのリビングの広さは」としつこく訊いてくる。
まあ、1軒目よりは広いですけどね、と応える。
「どうですか、ここのリビングの広さは」。
いや、リビングルームも大事だけど、こちとらそういうことを問題にしているんじゃなくて、家そのものの広さを気にしているわけでさー。

リビングルームというより、そもそも家の広さがねー」と言ってそこで打ち切りにする。
さて帰宅かと思ったら、いやじつはもう1軒見てもらいたいところがあるという。もう21:00すぎてるんだけどなあ。月曜日だよ。
家人M氏はせっかくだから見てみましょうというので、仕方なく付き合う。息子はそろそろ疲れ始めている。

3軒目は、それまでの物件よりはだいぶ良かった(つまりは広かったということだけど)。
「ま、広いことは広いっスね」と反応すると、後から合流した営業B氏(じつは彼がほんらい家人M氏のアカウントだったのだが別件があってこの時間まで外していたのだという)がやってきて、「いや、じつはですね、とんでもない土地がでてきたんです」とささやいた。

本件聞いていませんか

「あれ、所長から本件聞いていませんか」というので、わたしたちはそろって首を振った。もうとっくに深夜近く。〈ラスボス〉的な土地を拝見する前に、ちょっと寄り道して見せ球のような区画も見せてもらう。が、こちらもまったく食指が動かない。線路に近すぎるし、そもそも古屋がまだ建っていて、夜だしよくイメージも湧かない。新築になってまで電車の音を聞きたくない。

営業B氏にはそれは織り込み済のようで、そこからいよいよ〈ラスボス〉的な土地へと向かうが、連れてきてしまった息子は営業B氏のクルマの中で寝てしまった。
とにもかくにも連れていってもらったのは、ウチのマンションからはやや離れている(徒歩12分ほど)、旧来からの住宅街の一角だ。そこに売り出したばかりの土地があるという。まだ古屋(もともとある邸宅)は取り壊されていないし、夜なのでイメージはつかみにくいが位置情報だけは解るだろうという。

はたして、閑静な(そりゃ月曜日の夜だもんな)住宅街である。なるほど、このあたりでは(住むのに)人気が高い一等地である。
営業B氏はあいにくと土地の分筆図を持ち合わせておらず、こちらも感覚でしか理解できていないのだが、4分割されるという。そのうち2区画は昨日即座に売れてしまい、明日(1/18)に契約予定だとか。
へええ早いなと思ったが、後後土地というものを新規獲得するのには、買い手にある程度の〈速さ〉が必要だということを、身をもって体験することになる。「とにかくこのあたりで、これだけの物件が出たのはすごいことです」と営業B氏は興奮気味に言う。要するになかなかレアなので、これは〈買い〉だということなんである。こちらとしては、とっくに疲れ果ててあまりピンと来ていない。

けっきょくその勢いに乗せられて、まずは我々も明日(1/18)に、その土地区画の詳しい話を聞くことにした。自宅から近いので周辺の土地勘はあるし、ひとまず子どもたちの学区は変更はあるものの、グレードの下がる学区ではないのでそれも安心材料のひとつ。
だが、この土地が隠し球以上の〈曲球〉だった。

  • お時間あったら、ここから読んでいってください。

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〈強みアリ〉

M氏に営業をかけてきたハウスメーカのことをネットで検索してみると、情弱のわたしの画面にもだいたい悪い評判が続続。都心の「狭小住宅に強みアリ」とのことだが、関連のブログのいくつかをかいつまんで眺めると唖然とすることしか目に入ってこない。
明日の夜が、憂鬱。てか、面倒くさい。

アホさ加減

M氏は朝からソロキャンプへ出かける。わたしは子どもたちのドッヂボールクラブ練習に付き合う。
夕方、生保の担当者さんに会う。年イチ契約の掛け捨て保険の再契約のため。「もしかしたら来年引っ越すかもしれません」と今からしてみたら(2022年6月17日からしてみたら)、なんとも気が早いことを担当さんに伝えている。住宅ローン審査だってまだ通るかどうかも解らないのに。

自分のアホさ加減がよく解る。